Hatena::Groupjiangmin

jiangminの学習帳 RSSフィード

2015-06-16

ネパールとの連なり

高橋空山(1979)『普化宗史 その尺八奏法の楽理』 pp.25-26

シャカが生れたネパール国には、ガイネと云って、大昔から、管楽器やサランギと云ふ絃楽器を伴奏にして、歌を唄ひ、家ごとに回って歩いては、心付けを貰って、生計を立てて居る部族がある。

その楽曲の内に、メルダ・ラムロ(Merda Ramro)と云ふ曲がある。この曲は、いかにも、家ごとに歩く様に相応しい曲であり、そして、この国らしい輝かしく明るく、家々の人々の倖を祈るものとして、まことに打って付けの曲のやうに思はれる。

ところが、この曲の序奏に吹く管楽器の曲が、こともあらうに、わが国に伝はった最も古い尺八曲の「虚鈴」の曲の序奏と、殆ど全く同じなのには、驚く外ないのである。

トラックバック - http://jiangmin.g.hatena.ne.jp/jiangmin-alt/20150616

2009-12-11

菊の露

手事がない曲。なかなかしぶい。

歌詞・解説

本調子

鳥の声 鐘の音さへ身にしみて 思ひ出すほど涙が先へ 落ちて流るる妹背の川を と渡る船の楫だにたえて 甲斐もなき世と恨みて過ぐる

二上り

思はじな 逢ふは別れといえども愚痴に 庭の小菊のその名に愛でて 昼は眺めて暮しもしょうが 夜々ごとに置く露の 露の命のつれなや憎や 今はこの身に秋の風

前半の最後の2節は、「楫」と「甲斐」が「かい」でかかってて、「と渡る」の「と」は副詞で「かく」と対にして使い、「あのように〜このように」という意味なので、「甲斐もなき」の前に「かく」が省略されてるのかな、たぶん。

後半の中程の、昼と夜が対になってる所は、「昼は眺め」の「眺め」は「長雨」にかけてあって、夜の方の「露」と対比になってる。

「楫」と「甲斐」、「昼」と「夜」のどちらの対比も、前の「楫」と「昼」の方が外景を描写し、後の「甲斐」と「夜」の方で心情を重ねている。

ついでに

全然関係ないけど泡盛

asin:B002N8X9CI
トラックバック - http://jiangmin.g.hatena.ne.jp/jiangmin-alt/20091211

2009-09-17

スタッカートの謎

全訳バイエル』、なかなか興味深い。説明文の多くが元のドイツ語、どの版から採ったのか知らんが英語訳、日本語訳の3つが併記されてる。

さて、47頁にあるスタッカートの説明が気になった。

ドイツ語はわからんし、βみたいな形の文字やウムラウト附き文字の入力の仕方が分らんので省略。

英語:

A note with a dot over it must be sharply detached. This is done by letting the key go immediately after striking it.

日本語:

ある音符の上に、点・がついているときは、その音符が本来の半分の長さに、短くひかれることを示しています。ですから、すぐ指を離して、本書のはじめのところで学んだ、同じ鍵盤を二度続けて打つときの奏法と比較して練習してください。このひき方はスタカート(Staccato)と呼ばれています。

ドイツ語が読めないので、英語訳が必要な部分を省略してしまっているのか、或いは日本語訳が余計なことを付加しているのか、どちらなのか不明だけど、両者は全く違う意味になっている。英語版に従うと、スタッカートは音符の音価に関係なく必ず非常に短いのに対し、日本語版に従うと、音価の半分なので、例えば全音符に附けたら2拍分の長さになることになる。日本と英米で奏法の習慣が全然違う、訳ないよなぁ。どっちかが誤訳? 初心者向けの教材は読者に前提知識が無いのが前提なので、「そんなの常識でわかるでしょ」というのは通用しないのだから、こういういいかげんなことではダメだ。

全訳バイエルピアノ教則本  全音ピアノライブラリー

全訳バイエルピアノ教則本 全音ピアノライブラリー

えんちょえんちょ2009/09/25 01:45ま、クラシックとジャズではスタッカートの付いた音の弾き方が違うということはある。しかし、これはクラシックの話で、日本語訳には勝手な解釈があるような気がやっぱりして、こりゃひどいけど、バイエルを日本に普及させたかった日本人が自分が習ったことを親切のつもりで書き足したということかもね。ちなみに、バイエルがピアノ入門の定番として信奉されている(いた)のは日本だけらしくて、実はそこからおかしいのだが、そもそも日本へ西洋音楽が入り始めた時代というのは、訳が分からないままへんてこなことをしまくっていたと思って構えていないと、腹の立つことなんかいくらでもあるよ。日本人がやっているのはしょせんえせクラシックなのだ。だから本気の人はヨーロッパの先生の弟子か孫弟子ぐらいになりたがるし、留学したがる。日本人でもたいていの先生は、こんな教則本の解説で生徒が分かるわけないと思っているので(というか、バイエルの解説をちゃんと読んでいる先生も生徒もそんなにいないはず)、短く切るとだけ言って、実際にやって見せたり、弾かせてみせて、実演を交えて体得させる。それから、これはおせっかいですまないが、全音符にスタッカートが付くことってまずない。それじゃ短く切ったことにしようがないから、スタッカートを付ける意味がない。2分の2拍子のすごい速い曲ならあるかもしれないけど。

トラックバック - http://jiangmin.g.hatena.ne.jp/jiangmin-alt/20090917

2009-09-13

島岡譲『和声と楽式のアナリーゼ』

『和声と楽式のアナリーゼ』をちまちまとやってる。めんどいけどすごく解りやすい。ただし練習問題の素材にバイエルを使うのでバイエルも必要。

和声と楽式のアナリーゼ

和声と楽式のアナリーゼ

全訳バイエルピアノ教則本  全音ピアノライブラリー

全訳バイエルピアノ教則本 全音ピアノライブラリー

トラックバック - http://jiangmin.g.hatena.ne.jp/jiangmin-alt/20090913

2009-07-08

ながらの春

「ながらの山」は長等山園城寺(三井寺)、「鳰の海」は琵琶湖、三上山は「近江富士」。「三井の晩鐘」は近江八景の一つらしい。

三井寺は湖南の西岸、三上山は湖南の東方にある。


大きな地図で見る

トラックバック - http://jiangmin.g.hatena.ne.jp/jiangmin-alt/20090708